今年の忍活について、思い出しつつ書ける範囲をふりかえってみます。
一月
道場の新年会にて、各自今年の目標を発表するのだけど「手裏剣大会に出る」にした。目標を、道場の名札の裏に貼るのです。うっかりまぐれで予選通りたいでござる。
誕生日、会社で手裏剣もらった-=卍 いつの間にか忍者好きがバレてた!? 金属のやつは、大会の公式手裏剣と大きさや重さがわりと近いから練習に使える。うれしい!
月一の忍術教室は、この頃の「飛ぶ」の回が一番良かった。理論聞いてる間はものすっごいぴょーんと飛べる気がする。実際にやってみるとぴょーんとはいかないわけだけど、なんかこれやりようによっては相当飛べるんじゃないの?!という気がしてくる。忍術そこがいい!
二月
やっぱり自宅で練習できないと回数こなせない…ということでハンズでダンボール買ってきて家に手裏剣の的を作成。できた!のはいいんだけど、当たると ダンッ!! って超鈍い音がする。これは… 夜だと近所迷惑になりそう。東京は忍者の練習に向いてない
五月
小田原で風魔小太郎の名をかけた大会があったので参加。大量の黒装束がゼッケンつけているのおもしろい。競技は単なる短距離走だったので、小田原市にはもう少し風魔感を出して欲しかったかな。とはいえいい天気、ひさびさの全力疾走気持ちよかった。らしいのは、走っていて前方からいろーんなものが落ちてくる落ちてくるw 手裏剣やらクナイ、刀とかw 次回は撒きびしに注意しなければっ(むしろ撒きたい)
タモリ倶楽部の取材があって、タモさんと会えた ∠|/^ヮ^|っ 一度会ってみたかったのでこういう機会もあるんだなと道場に感謝。タモさん普通に忍者知識ある人だった。さすがや
うわそんなこんなしてたら甲賀忍者検定が来月!! 取り寄せてあった過去問を元にあわてて勉強し始めるも、∠|/o_o|φ.. まったく頭に入ってこない。やばーい。パニック
忍者カンニング許されるのではないかと乱心。しかし裁縫力が低すぎて翌日すでにまったく意味を成さなかったのと洗濯したらぜんぶなくなってしまって泣けたのだが、この時がんばって数時間かけて裁縫したことで地味にしっかり記憶できていたことが後に判明する。
六月
完全不安のまま一夜漬の術を使いつつ甲賀へ。甲賀(滋賀県)は伊賀よりさらにカントリーで、今にも山から忍者が飛び出して来そうなすてきな町。同じく検定を受ける関西勢とお泊り前夜祭。やや二日酔いで戦地へ向かう。改めて見ると我々なかなかの個性派忍者集団w
テストかなりの難易度じゃーん。のんびりやっていたら時間がたりない。
見回りの先生が忍者姿なのが忍たま感あって良い。
やった(超ギリだったけど)合格できた! 初級なのに容赦ない忍者知識と甲賀忍者愛を求めてくる甲賀すてき。来年は中級だ。が、すでに中級3浪している先輩くのいちが見事また落第した。相当詳しいはずなのに。一夜漬の術は通用しなさそうでござる。
八月
来月は伊賀手裏剣大会東京予選! だいぶマンションに被害を与えつつも練習に励む。
九月
浅草の和風デパートにて行われた東京予選。雨なのでこんな会場にて。通行人に手裏剣当てそうでこわいw → なんか練習でも出なかったホールインワンが出た、予選通過!!!
十月
ついに三重県は伊賀上野にて手裏剣打大会本戦。見知った方々ぞろぞろ。ただ本戦会場には魔が宿るというウワサどおり、いつもバシっと決める忍が打ち損なう波乱の展開。
わたくし謎の本番強さを発揮し最終的に14位 に! 日頃オフィスに忍んでいる忍として全国14位はまずまず。来年はうっかり入賞したいです。なんてったって1位は純金の手裏剣。
十一月
西東京の山にてフィールドワーク修行。火の起こし方、維持の仕方などを学ぶ。竹だけでご飯炊いたり食器作ったりして食べる。これがまたうまいのなんの!
午後はクライミングの講師の下でフリークライミング練習。高いところ苦手なはずだったんだけど忍者姿だと不思議に平気だった。手足の使い方に苦戦しつつも登って戻ってこれてだいぶ達成感。週末忍者だが時間見つけ山で修行することもあるのだ!
会社のテクニカルトークで「エンジニアと忍術」について話す。これはいつかYAPCで話したものに『分身の術』などのネタを加え改良したものだ。なかなか好評で良かった。
十二月
英語の勉強もかねて長らく World of Warcraft というゲームをやっているのだけど、Rogue という忍者に近い役職を始めてみた。マスターするにはまだまだ時間がかかるのだけど、本格的にも Rogue オンリーのギルドに加入してレベリングしている。ゲーム内でも修行の毎日。
道場での一族忘年会での一幕。しかし今の武蔵一族ってだいぶ女系の忍者団体であるw
撒き菱に大盛り上がり!
今年の修行納めとして、(通常オフィスで潜んでいる週末忍者にはたいへんエクストリームな挑戦であったのだが)夜通し幾つかの霊山を巡り歩き続けるという忍者修行に行ってきた。
道ではない所を方位磁針頼りに進んだり、幻想的な月明かりの林を進んだり、落ちるとやばい崖道を進んだり、すっかり積雪した山道などを、ひたすら進み続ける。
朝日を見つつ折り返し。最終的に12時間(!)歩き続け、ついに戻ってくることができた。途中数分の休憩を10回程度とったのみ。足がやばい、上がらない。でも最後の転げ落ちそうな崖ではアドレナリンが出たのか自分でもびっくりするほど力が出た。ちょうどその頃軽々と山をかけていくカモシカと遭遇。なるほどカモシカのような足ってこういうことか!
最後に
今年は今までになくたくさん忍者した年となった。自身の変化として、『すべて忍者の修行』という発想が定着したと強く感じる。なんとなく仕事でも何でも、「つらい~」とぼやいたりブーたれたりすることがあんましなくなった(気がする)。忍忍!
おまけ: いつか使うかもしれないので、通販でかぎ縄を買ってみた〜。説明よく見ないで買ったら想像以上にでかくて重い! これ家の中でふりまわしたらダメなやつだわ。ということで、クローゼットでベルトとか引っ掛けるのにしたらいい感じ。よく引っかかっておすすめ。