中国

2007/07/25 23:42

ここ数ヶ月、仕事で何度か中国(主に上海)へ行くことがあったのですが、中国は今まさに経済成長期。日本だと数年かけるようなプロジェクトも、数ヶ月単位でぽんぽん出ては消えていく。社会そのものがベータ版といった感じ。まぁすごいパワーだなと驚かされることが多いです。

P1000340象徴するかのように、車の運転がすごい荒い。車線変更のときは、ウインカー&クラクション。割り込まれた後ろの車も必ずクラクション。道路は常にブーブー言ってる感じです。

が、先月から『0.5秒以上鳴らすと罰金』という規則ができたらしく(変な規則・・)だいぶ静かになってしまって、ちょっとさみしい。

わびさびとか通じない。古い建物とか惜しげもなくぶっ壊して新しいのを建てたりしてる。「えっ、新しいほうがいいでしょ」みたいな。一度文明を築いてるからか、歴史はまた作られるよ的なノリがすごい。たぶん根底にあるスケールが違うんだよな。中国では1年間に老衰で死ぬ人は東京都の人口以上だとかいうし。

スケールといえば、中国はかなりの格差社会。まああんだけの人口が等しく平等っていうのもありえないのですが、比べると日本はホームレスとか勘案してもかなり平等。たとえばレストランで食べる人、給仕する人、片付ける人、それぞれ実生活はまったく違う世界。

ネットの常時接続の普及率は高いですが、中国語という壁により、独自の世界を築いてます。その点日本に似てるかも。あと有名な政府の検閲がある。たとえば Google キャッシュは使えない。Google の力が弱いからか、Ajax の認知は低いです。JavaScript は、まだウェブ上でパーツをぴこぴこ動かすためのものとしてとらえられてる。コミュニケーションは QQ っていう IM が一般的で、メアドを交換するように QQ のアドレスを聞かれたりする。

そういえば、中国も日本語のように IT 系の単語は英語がそのまま使われるケースがあるのですがカタカナ英語というものがないので、違ったものに聞こえたりします。Oreilly のらくだが SQL Server のマスコットにたとえば SQL Server は中国語でも SQL Server と英語で表記しますが、「すくさ」というように、英語の発音で使われてます。英語ができなくても、そういう単語は英語風に発音するので、「エスキューエルサーバー」とか言っても通じなかったりします。ちなみに中国ではマイクロソフトプロダクトが強い。ていうか→の本、らくだをパクるのはいいけど、SQL Server に割り当てるなんてひどいよ

英語といえば英語圏とコミュニケーションをしてると、日本人は控えめすぎでいまいちかな、とか思うこともありますが、中国があまりに雑なので、日本人の感性も重要だなと改めて思いました。「こまやかな気づかいをする」とか、「削ることの美」とか、国際的プロジェクトの中で日本人ができることってあるよなあと思う。

とはいえ何でもありな中国はそれはそれで楽しいです。P1000342あと、どこに言っても POP が漢字。当然ですが。ブレードランナーとか攻殻機動隊の GHOST IN THE SHELL 的な世界がリアルに展開されてる中を歩いてると、何か創造性を刺激されます。


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Naoki Tomita
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