猛毒株ウイルスと戦うすべての対策チームに拍手!

猛毒株ウイルスと戦うすべての対策チームに拍手!

先月3/20、第4回目となるパンデミック大会を開催しました。基本ぼくの趣味で、パンデミックファンによるパンデミックファンのための大会として開催しているこの大会。過去そうだったように今回も実際のウイルス対策チームの業績を記念しての開催です。

3/20という日付を見てピンと来る方も多いと思います。そう、開催を思い立ったのは1/20にネイチャーサイエンスのサイトで公開された、日本含む世界の研究者39人連名による「強毒性のインフルエンザウイルスに関する研究を60日間自主停止する」という異例の共同声明)を見た時でした。

この声明は、「H5N1 ウイルスの遺伝子はどこが変異するとヒトへの感染が高まるのか」についての論文を公表すべきかテロの脅威などを考慮してそうすべきではないか問題について、世界規模で考えようじゃないかという動きの始まりとなりました。実際は60日間では結論出ませんでしたが、議論のすえ最終的に論文は全文公開するということになりました(2/17 WHOによる勧告4/3 米国諮問委員会の結論)。

こんな議論が盛り上がる中、ボード上のウイルス対策チームが何もしないでいるなんておかしい!!と勝手に奮い立ち、本大会は拡張の「猛毒株への挑戦」を含む、難易度の高い大会を目指しました。しかし過去最大のチーム数が参加してくださり、50名近くがえんえん4時間ボード上のウイルスと対峙する驚きのイベントとなりました。みなさんありがとうございます (_ _)

大会の趣旨を、つたない英語でパンデミック作者の Matt Leacock さんに連絡したところ、“猛毒ウイルス”を取り扱うチームにぜひ伝えてくれといただいた言葉 “With great power comes great responsibility.” の地味な重さが熱かったです。

結果についてはこちら。事前に大会で使う並びのカードに何回も挑戦し調整しつつ確認したのですが、正直「今回は一勝もできないチームが出るだろう」と予測していたものの、何とそんなチームはひとつもなく! むしろ優勝チームは驚きの「全勝を達成」!という、参加チームのレベルの高さを感じた大会となりました。

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まさかの2ターンで敗北するチームや、初めて伝説級クリアしたというというチーム、手札の山が尽き完全に最後の最後のターンで勝利するチームがあるなど、難問に対峙するチームの姿はどこもいろんなドラマがあり凝縮した時間でした。その中でも、上位チームからいただいたコメント一部ご紹介します。パンデミックの良さはこのドラマを体験できるところだと思っています。

頭脳的なプレイが光った2位のチームより

事前の話し合いで、難易度のランクは(猛毒株より)エピデミックの枚数だろうと判断しました。(他のチームは猛毒株に苦労しているようでしたが)また、
難易度が上がるほど衛生兵の出番が増えるのでは考え、当初の役職変更は第3ゲームと第4ゲームは同じ編成(研究員、通信指令員、衛生兵)を予定したのですが、第2ゲーム(あっさり成功)と第3ゲーム(終盤のミスで失敗)の印象から、第4ゲームの編成を急遽変更(作戦エキスパート、研究員、科学者)したのが功を奏し、猛毒株に勝利することができました。

そして驚きの全勝をつかんだチームからは、

2試合目に、猛毒で1個コマが2個コマになり、しかもさらに感染したエリアで、エピデミックが直撃して、もうだめだと思った時に、アウトブレイク6個でギリギリ踏みとどまって、その次のターンでかりそめの時を使って、衛生兵がほとんどのウイルスを全回収して勝利できたこと、
4試合目に、最後の最後、読み切ったと思って進めてきて、通信司令員のターンで薬を作って終わりのはずが、政治の干渉で研究者を動かせないことがわかり、もう一周する通信指令員のターンの前に、カードの山札が尽きてしまうことが分かった時、真っ白になりました。
その後、山札が尽きる直前のターンで薬を作る方法を発見して、実際に勝利した時は、体が震えました。

わかります!

それまでの判断、幸運をかみ締めつつの最後の選択が結実した瞬間、本当に難易度の高いチャレンジに勝利できることがわかった瞬間は鳥肌たちますね(優勝チームのブログもぜひご覧ください)。全勝がどんなにたいへんなことかは、参加者が一番わかると思います。

毎回参加者が増えてきて、規模やレベルがあがっていて個人での開催に限界感じてたり、開催場所の問題があるので、次回開催は完全に白紙です。

そんなこともあって今回は最後かなあと、ゲームの貸出に協力してくれた人に渡すものをパンデミックの治療薬みたいにしてみたり(笑) 優勝チームには賞品のゲーム、盾に加えてオリジナルのレゴ人形セットを作成してプレゼントしました。

もし、もし万が一次回開催の際は @pandemicgame_jp で告知します。不定期開催ですが、次回開催時の連絡をもらいたい方はこちらから登録くださいませ。

最後に、たいへんな作業手伝ってくれたスタッフのみんな、ほんとうにありがとう!

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Naoki Tomita